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日記

2007/07

2007年7月31日

コミックスの仕事も一段落

ちょうど一週間前に一つ年をとりました。今年も誕生日に綺麗なお花を贈っていただき感激しました。
いつもお心使いありがとうございます。遅ればせながらお礼を申し上げます。
ちょうど「アルカサル」の単行本のまとめの最中で、描き下ろしのカラー表紙を完成させたのが24日でした。最後のドン・ペドロ、ううう。自分で言うのもナンですが、これまでの12巻の表紙絵と明らかに顔が違う。13年ぶりなので絵が変わって当然というか、まあ、勘弁してやってください。時間をかけて心を込めて描きました。
そして、そのちょっと前から珍しく風邪を引いてしまい、アシさん達と原稿のまとめをしている最中は絶不調でした。冬の間は全く風邪を引かずにすんだのに、今頃になって油断したのかも。全部の原稿を入稿した後でやっと治った所です。皆様も夏風邪にはどうぞお気をつけください。
「ぬりえ」も単行本も9月発売で、仕事の進行がほぼ同時だったので、今月は忙しかったですが、両方共あとは校正を待つだけ。やっと一段落というところです。

ブッキングから出たコレクションが、ケータイ・コミックになりました。「NEWS」でお知らせしましたので、興味のある方は読んでみてくださいね。私も初めはどんなものやらと怪しんでいましたが、紙の上で読むのとは全く別物という感じで、結構面白い媒体だと思います。昨日は「オールマン大学」一冊分のチェックをしました。自分の携帯は旧式なので、日販の担当者の携帯でしたけど(笑)、とても丁寧に作られていました。これもプロの技ですね。

今日は生年月日が3日違いの某作家の方とお誕生会(笑)。以前は原潜、現在はイージス艦を描いておられるおじさんなので、硬派なお話を拝聴することになるかも。久しぶりにN村さんに会うのも楽しみですが、「アルカサル」が完結したから、もう酔っ払ってからまないだろうから安心(か?)。 





2007年7月20日

宝塚の制作記者発表

一昨日、宝塚の制作発表会が都内のホテルでありました。恥ずかしながら私も原作者として出席させて頂きました。記者会見なんて生まれて初めての体験で、とても緊張しましたよ。産経新聞のネット版の「産経ENAK」に会見の様子が詳しく出ていますので、どうぞご覧になってくださいね。
宝塚のスターさん達は本当に綺麗でかっこよくて、主題曲もドラマチックで壮大で、ああ、本当に「エル・アルコン」が舞台になるんだなあ、なんて実感してしまいました。演出の斉藤先生も張り切っていらっしゃるので、私はもう観客として、どんな舞台になるのか、楽しみに待つばかりです。それにしても、昔からのファンだという女性記者の方が会場に沢山いらしたのは嬉しかったです。熱い乙女心の期待を一身に受けて大変ですが、斉藤先生頑張ってくださいね。

意外と手間取った「ぬりえ」の仕事がやっと終わりました。目が疲れるトレース作業が多くて苦労しましたが、きれいな輪郭線でぬりえを楽しめると思います。エロイカが主ですが、ドン・ペドロとティリアンも加えました。マガジンハウスから9月20日発売の予定です。どうぞお楽しみに。
今は「アルカサル」13巻のまとめをしています。本編としては最終巻なので表紙は描き下ろしのドン・ペドロです。外伝は今年中に着手する予定ですが、本誌の「エロイカ」との兼ね合いもあるので微妙なところです。予定が決まったらお知らせしますね。外伝については、「エンリケはいりません」と編集長。やっぱりね…(汗)。
幕が下りても、ドン・ペドロ達は私の中で生き続けているし、完結したからこそ余裕を持って描く事ができる、そんな心境の今日この頃です。
そういえば最近、ドニゼッティのオペラ「Maria Padilla」の輸入版CDを入手しました。事実無根のトンデモ・オペラですが、音楽が気に入ってハマっています。今までは歴史書にばかり没頭して、派生物には興味がなかったので、これも余裕の内かなと思っています。