2009年4月13日
春爛漫
東京では桜が散り、次はツツジの蕾が目につき始めました。これから梅雨までが気持ちの良い季節ですね。長い間のご無沙汰でした。連載一回めの80頁の原稿を仕上げるまでに約3ヶ月かかりましたが、今週の木曜日(16日)に発売される「プリンセスゴールド」で、2年ぶりの「エロイカ」の新シリーズが始まります。
冬からほとんど仕事漬けだったので、原稿が終わった後は、まず半年振り(!)に美容院に行って見苦しくない頭にしてもらい、徒歩20分の世田谷美術館で開催中の「平泉展」に行き、帰り道で砧公園の満開の桜を滑り込みセーフで見て、解放感と春の気分をなんとか味わったのでした。やれやれ。
引き続き「エロイカ」35巻の単行本のまとめとカバーの描き下ろしと、連載の次の回の仕事に取り掛かるので、行楽シーズンとは関係なく過ごします。まあ、いつものことですけど。
さて、ゴールドに移籍しての「エロイカ」シリーズの連載ですが、4月16日発売号の次は、6月16日、8月16日と、偶数月に発売される号に載ります。事前にお知らせしておきますね。
今回は、「ビザンチン迷路」でお世話になった浅野和生先生が、とても興味深いアイデアを提供してくださったので、少佐とミーシャはともかく、伯爵は再びビザンチンのお宝を追うお話になります。浅野先生にはご協力を心から感謝します。面白くなるように頑張ります。一回目は、いつものように、前作の番外編「古城販売作戦」からの続きになっています。どうぞお楽しみに。
秋田文庫の「アルカサル」4巻目が今月の10日から発売中です。こちらの方も、書店で見つけたらどうぞよろしく。イスラム史の佐藤先生の解説に興味をそそられました。イブン・ハルドゥーンはどんなことを書いたのでしょう?