2013年3月30日
桜吹雪
行きは満開の桜を見上げながら、帰りは夜桜にうっとりして、仕事場に通う毎日です。
今年の開花は早かったですね。あっという間に満開になって、春より先に桜が咲いたという感じでした。
春の日や達磨大師も尻悶(もだえ) 調和
20日の読売新聞の「四季」のコーナーに出ていた抱腹絶倒の句です。調和は芭蕉と同時代の俳諧師。
あまりにもネームに苦しむ我が身にぴったりで切り抜いてしまった(笑)。春のうららに連日椅子の上で頭を絞る悩ましさよ。
とか何とかで、次の「修道士ファルコ」の原稿描きの最中です。やっとファルコが修道院に帰っての出来事。
13年ぶりの修道院生活は、作画に慣れるまで時間がかかって大変。不思議話の前回とは違って今回は現実的なお話です。ヘンな人は色々出てきますけど(笑)。掲載はまだ先ですが、楽しみにお待ち下さいね。
開催中の北九州市漫画ミュージアムの「少女漫画の世界展」、もう観に行かれた方はいらっしゃいますか?
ご感想などお寄せ下されば嬉しいです。私はカラーとモノクロで30枚、比較的最近の原稿を出しています。
5月19日まで、お近くの方はこの機会にぜひご覧になって下さい。どうぞよろしくお願いします。
日経新聞の朝刊に連載中の「黒書院の六兵衛」に、はまっています。さすが浅田次郎、小説巧者ですね。
的矢六兵衛の正体と目的は何か?優れた作家の仕掛けと文章が読んでいて気持ち良い。毎朝の楽しみです。
明日もまた新聞を読んだ後、散りゆく桜を惜しみながら仕事場へ向かいます。