2014年12月6日
「アルカサル」初日に行ってきました
12月4日、木原敏江さんと担当編集者と三人で宝塚バウホールへ行って参りました。
雨模様の寒い日でしたが、舞台の上では熱気が溢れて、いやあ、皆さんかっこよかったですよ。
内容的には単行本の1~2巻の、少年期から青年期にかけての物語なので、若手の方々が演じる初々しさが
ぴったり重なって、いつしかドン・ペドロとエンリケが本当にその場にいるような気がしてきました。
若者たちを巧みに操る老獪なダルブルケルケも、嫉妬深い自己チューのお母さんも、大迫力で素敵です。
ブランシュ王妃はまるでそっくり。特に妃海風さんのマリアには漫画の人物像が乗り移ったようでした。
原作は殺伐とした結構えぐい話ですが、そこは宝塚。煌びやかで目にも麗しい舞台を楽しみました。
終演後に、十碧れいやさんと麻央侑希さんにご挨拶しましたが、輝くような美しさと長身に圧倒されて
おばさん、どーしょうかと思いましたよ(笑)。漫画の通りの衣装が実によくお似合いで、眼福、眼福。
自分の原作が、未来ある若手の方々の力を発揮する場としてお役に立つなら、とても嬉しいことです。
ますます魅力的なエンリケとドン・ペドロを演じてくださるように期待して、後日また行きます。
テレビでぼんやり「日本一の頭脳決定戦」なる番組を見ていたら、地理の問題で天才の人がアラゴン王国と
カスティリア王国の位置を間違えていた。天才も知らないほどマイナーなのかと、ちょっとがっかり。
「アルカサル」を読んだ人は知っていますよね。いつも地図を描いていたから。それにしても切ない…。