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日記

2009年6月14日

なにやら月いち報告のようですが。

まずは新刊情報です。マガジンハウス刊の「エロイカより愛をこめての創りかた」の文庫版が12日に発売になりました。三浦しをんさんの解説がとても素敵です。ぜひ読んでくださいね。
16日は「エロイカ」35巻と、その続きが載っている「プリンセスGOLD」7+8月号が発売されます。両方とも表紙は少佐と伯爵のツーショットです。書店で見かけたら、どうぞよろしく。

先週11日、萩尾望都さんのデビュー40周年記念パーティーに出かけてきました。著名文化人の方々が沢山集まってとても盛会でした。昨今はほとんどパーティー等には無縁になっていたので、久しぶりに友人知人に会えたのが楽しかったです。文庫本の解説を書いてくださった三浦さんにも初めてお会い出来たし、やはり初対面の清水玲子さんともお話ができたりして、気持ちの良い時間が過ごせたパーティーでした。
次の日は編集との打ち合わせ。お腹の病気で入院していたY山編集長が無事に復帰。これからは不摂生しないでくださいねと、つい小姑のような私。本当に健康には気をつけてほしいと思います。
昨日は4人のアシさん達と府中の競馬場へ遊びに行きました。先月の仕事中に、競馬場は広くて気持ちよさそうだねえ、と話しているうちに、では行って見よう、になったわけで(笑)。私は賭け事には全然興味がないので見物するだけでしたが、アシさん達は数百円単位で(笑)トライするも、ビギナーズラックには恵まれず残念でした。きれいな馬達と、広々とした空間と、緑が豊かでいろいろな施設がある競馬場は、子供連れでも楽しめる場所だったと、今更ながら認識を新たにしました。あちこち歩き回って、気がついたら日焼けと筋肉痛。競馬場初体験では全然儲からなかったけれど(笑)、次は秋のGⅠレースに行って見ようと、盛り上がった一日でした。
日曜日の今日は、久しぶりに友人に会って晩御飯。ドイツの歴史雑誌をもらって面白い記事について四方山話。ヨーロッパにはこの種の歴史雑誌が沢山あって、日本では見られないディープな図版が豊富で、言葉が分からなくても見ているだけで楽しい、目と頭の養分と言えます。
という訳で、珍しくせっせと出歩いて、いろいろな人(馬も)に会った先週でした。これからまた「エロイカ」の次回の仕事です。まだ筋肉痛なのに。ふうう。

2009年5月15日

少佐の誕生日、でしたね

ゲストブックへのお祝いの書き込みを、どうもありがとうございました。
薄情な生みの親ですいません。仕事にかまけて、うっかり忘れておりました。ごめんね少佐。
ドイツ企業に勤める友人の話では、誕生日を迎えたら、その当人が職場の同僚にケーキなどを振舞う風習だそうです。もしかしたら少佐も、部長や部下達にケーキを配っているかもしれませんね。
想像するだに、ほほえましくもコワイ光景かも(笑)。
お祝いの書き込みのお礼に、ちょっと出てきました。また仕事に戻ります。こまめに書けなくてすみません。ますます仕事に時間がかかるようになって、青息吐息です。

2009年4月13日

春爛漫

東京では桜が散り、次はツツジの蕾が目につき始めました。これから梅雨までが気持ちの良い季節ですね。長い間のご無沙汰でした。連載一回めの80頁の原稿を仕上げるまでに約3ヶ月かかりましたが、今週の木曜日(16日)に発売される「プリンセスゴールド」で、2年ぶりの「エロイカ」の新シリーズが始まります。
冬からほとんど仕事漬けだったので、原稿が終わった後は、まず半年振り(!)に美容院に行って見苦しくない頭にしてもらい、徒歩20分の世田谷美術館で開催中の「平泉展」に行き、帰り道で砧公園の満開の桜を滑り込みセーフで見て、解放感と春の気分をなんとか味わったのでした。やれやれ。
引き続き「エロイカ」35巻の単行本のまとめとカバーの描き下ろしと、連載の次の回の仕事に取り掛かるので、行楽シーズンとは関係なく過ごします。まあ、いつものことですけど。
さて、ゴールドに移籍しての「エロイカ」シリーズの連載ですが、4月16日発売号の次は、6月16日、8月16日と、偶数月に発売される号に載ります。事前にお知らせしておきますね。
今回は、「ビザンチン迷路」でお世話になった浅野和生先生が、とても興味深いアイデアを提供してくださったので、少佐とミーシャはともかく、伯爵は再びビザンチンのお宝を追うお話になります。浅野先生にはご協力を心から感謝します。面白くなるように頑張ります。一回目は、いつものように、前作の番外編「古城販売作戦」からの続きになっています。どうぞお楽しみに。
秋田文庫の「アルカサル」4巻目が今月の10日から発売中です。こちらの方も、書店で見つけたらどうぞよろしく。イスラム史の佐藤先生の解説に興味をそそられました。イブン・ハルドゥーンはどんなことを書いたのでしょう?

2009年1月1日

謹賀新年

下関は小雪のちらつく寒い元旦でした。皆様の地方ではいかがでしょうか?
我が家では恒例になっている、年寄りから2歳の幼児まで20人ほどの親族が賑やかに集う元旦を過ごしました。甥や姪の子供達の成長ぶりに、わが身を振り返って愕然とするのも、毎年の恒例です(笑)。お正月ならではの風習は、これからも大切にしたいものだと思います。
お正月休みが終わったら、いよいよ「エロイカ」新シリーズの仕事に入ります。4月に発売される号から連載開始の予定ですが、一回目は大量ページなため、これから約3ヶ月かけて描き溜め作業をしていきます。今回の番外編から物語は続いていますので、忘れないでいてくださいね。
5月頃には、「エロイカより愛をこめての創りかた」の文庫版がマガジンハウスから出る予定です。
直近では秋田文庫版の「アルカサル」3巻目が1月9日の発売です。今回の解説はジェノヴァ史の先生です。続刊にはイスラム史や英国史の先生方も解説を書いてくださるとのこと。こちらも勉強になるので楽しみにしています。
ということで、春からの「エロイカ」の新連載を頑張って描きます。本年もどうぞご愛読くださいね。よろしくお願いします。



2008年12月31日

今年も今日で終わりですね

寒さの厳しい大晦日になりましたね。ここ、下関でも少しだけ雪が降りました。
今年はついにアラカン(笑)となって、これまでより時間の経つがやけに早く感じられます。
年末は、来年の新連載のための打ち合わせばかり続いていました。世界情勢が金融危機だのでわやわやになって、漫画の設定にも二転三転で苦労したりしましたが、なんとか発進できそうです。詳しいことは年が明けてからお知らせしますね。取りあえずは大晦日のご挨拶を、下関からお送りいたします。皆様、よいお年をお迎えください。来年も(あと数時間ですが)どうぞよろしくお願いします。