2009年4月2日
秋田文庫 「アルカサルー王城ー」第四巻
2009年4月10日(金)発売 735円(税込)
2009年1月1日
下関は小雪のちらつく寒い元旦でした。皆様の地方ではいかがでしょうか?
我が家では恒例になっている、年寄りから2歳の幼児まで20人ほどの親族が賑やかに集う元旦を過ごしました。甥や姪の子供達の成長ぶりに、わが身を振り返って愕然とするのも、毎年の恒例です(笑)。お正月ならではの風習は、これからも大切にしたいものだと思います。
お正月休みが終わったら、いよいよ「エロイカ」新シリーズの仕事に入ります。4月に発売される号から連載開始の予定ですが、一回目は大量ページなため、これから約3ヶ月かけて描き溜め作業をしていきます。今回の番外編から物語は続いていますので、忘れないでいてくださいね。
5月頃には、「エロイカより愛をこめての創りかた」の文庫版がマガジンハウスから出る予定です。
直近では秋田文庫版の「アルカサル」3巻目が1月9日の発売です。今回の解説はジェノヴァ史の先生です。続刊にはイスラム史や英国史の先生方も解説を書いてくださるとのこと。こちらも勉強になるので楽しみにしています。
ということで、春からの「エロイカ」の新連載を頑張って描きます。本年もどうぞご愛読くださいね。よろしくお願いします。
2008年12月31日
寒さの厳しい大晦日になりましたね。ここ、下関でも少しだけ雪が降りました。
今年はついにアラカン(笑)となって、これまでより時間の経つがやけに早く感じられます。
年末は、来年の新連載のための打ち合わせばかり続いていました。世界情勢が金融危機だのでわやわやになって、漫画の設定にも二転三転で苦労したりしましたが、なんとか発進できそうです。詳しいことは年が明けてからお知らせしますね。取りあえずは大晦日のご挨拶を、下関からお送りいたします。皆様、よいお年をお迎えください。来年も(あと数時間ですが)どうぞよろしくお願いします。
2008年12月13日
長い間ご無沙汰している間に、もう年末になってしまいましたね。お久しぶりでございます。
今月の16日に同時発売になる「GOLD」の60ページの仕事と「アルカサル外伝」の単行本のまとめに、別冊付録の「エロイカNAVI」の仕事が加わって、何が何やらの忙しさでした。
外伝の表紙は、ぜひ王様とファルコの描き下ろしにしたかったので、6枚に増えたカラーの仕事に時間がかかってしまいました。楽しいけどしんどかったです。自業自得。
「GOLD」に移って初の「エロイカ」番外編は、去年本誌で描いた番外編「聖夜の善き訪問者たち」の後に続くという趣向で、クリスマスが終わって少佐の父がスイスへ帰ったあとからお話が始まり
ます。前作を読んでいなくても通じますのでご安心を。移籍記念ということで、めでたい話にしたかったので、あの人もこの人もその人も出てきて、まるでジェットコースターのような展開。60ページにぎゅうぎゅう詰め状態で、読むのに時間がかかりそう。いつもながらすみませんです。
別冊付録の「エロイカNAVI」も、白泉社の名作「キャラクターブック」に対抗すべく、大変な熱の入れようで作ってくださいました。が、なにせ、小さいB6版の50ページにてんこ盛りの内容なので、読むのに時間がかかります。私は校正で目がつぶれそうになりましたので、読者の皆様には虫眼鏡のご用意をお願いしておきます。とくに、表紙裏と裏表紙裏の記事は、おたくな担当(ばらしたぞS君)の本領発揮(笑)の大力作で、とても興味深くて面白いのですが、私は老眼鏡でも読めませんでした。拡大コピーか、虫眼鏡や天眼鏡で読んでくださいね。実に読みでのある内容です。
この付録の圧巻は、やはりいろいろな先生方が描いて下さった少佐と伯爵のページですね。担当者がコピーを見せてくれた時は、あまりの素晴らしさに仕事場が大騒ぎになりました。硬派な大先生から腐女子の若い先生まで、こんなに素敵に描いて下さって、驚くやら嬉しいやらで、とても幸せな気持ちになりました。本当にありがとうございました。読者の皆様も、意外な先生の意外な絵を、どうぞ楽しみにしてくださいね。
虫眼鏡使用のことはY編集長も気にしていたので、ここに書いておきました。もっと見やすい大きい判で出せるようになるといいね、担当S君(笑)。