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2008年1月2日

新年おめでとうございます

大晦日に実家に帰り、元旦は例年のように、家族親族と新年のお集まりを楽しみました。
今日2日は、早朝から空港バスに乗って宇部空港から東京へ。東京宝塚劇場の初日に来てくださいとのことで、お務めを果たしに観劇へ。大入り満員の大盛況でした。兵庫の大劇場とは少し規模が小さくなるので、雰囲気がちょっと違いますが、熱気溢れるみなさんの舞台を満喫してきました。終盤のレッドの台詞に一言加わって(原作通りに)、レッド株も上がりそうで嬉しいです。斉藤先生どうもありがとうございます。これから2月11日まで寒い時期ですが、星組のみなさん頑張ってくださいませ。帰りにロビーで作曲家の寺嶋先生ご一家にお会いできました。奥様から「エル・アルコン」も「イブ」もリアルタイムで読んでいたと伺って、感激するやら照れるやら。年がバレても嬉しいです(笑)。私も宝塚版の素晴らしい主題曲のCDが出るのを楽しみに待っています。劇場から外に出ると、向かいの歩道が「出待ち」の人たちで山盛り状態。寒いのに凄いなあと、感心しながら地下鉄の駅へ。時間的に最終便に間に合わないので、残念ながらとんぼ返りができなくて、そのまま自宅へ戻りました。
そしてさっきまで、もう一件のお務めを果たすべく、今月19日から公開が始まる「ヒトラーの贋札」のDVDを観ていたところ。ナチス・ドイツのベルンハルト作戦に従事させられたユダヤ系収容所の、実話を基にしたドイツ映画です。シリアスなのは当然ですが、重苦しすぎることなく観られるのは監督のセンスでしょう。とくに主人公の偽造名人の存在感が圧倒的です。で、この映画に寄せるコメントを考えねばなりません。
煌びやかな宝塚の後に、ドイツ兵からおしっこをかけられる悲惨な収容所の映画とは天と地ですが、見応えは十分でした。(ワタシ的バランスのとり方ともいえる、か?)
明日は朝からまた飛行機に乗って帰省。なにやら忙しいビジネスマンのよう。マイレージは貯まります(笑)。

2007年12月31日

秋田文庫 エロイカより愛をこめて 21巻

秋田書店2008年1月10日(木)発売 660円
番外編の瑠璃色事件・心理実験プロジェクトS・少年達の黄金伝説と、№21ケルティック・スパイラルのPart.1が収録されています。

2007年12月31日

宝塚関連インタビュー記事など

☆読売新聞2008年1月4日夕刊 エンターテインメント欄で宝塚版「エル・アルコン」についての記事があります。
☆プリンセス2月号 秋田書店2008年1月6日発売
巻頭カラー頁で、安蘭けいさん・遠野あすかさん・柚木礼音さんとの対談記事が掲載されています。
6ページの宝塚レポート漫画も描きました。

2007年12月31日

よいお年を!

昨日の夕方に仕事を終えて、アシさん達が帰った後、必死になって年賀状を書くなどして、ともかく今年の仕事はあわただしく終わりました。予定通りには行かず残りは来年というか、来月ね(泣)。これから飛行機に乗って帰省します。下関は大変寒いそうなので、ピーカンの東京から覚悟して帰らねばと思います。みなさまにはよいお年を。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2007年12月25日

メリー・クリスマス

クリスマスとは関係なく、ずうっと仕事をしていますが、とりあえずご挨拶申し上げます。
今年の年末は30日まで仕事をして、大晦日に帰省するという忙しさです。年が明けたらもっと忙しくなりそう。こんな忙しさは滅多にないので、腹をくくって頑張るつもりです。
「アルカサル」の外伝を描いています。まずはコンスタンシアの、いわば女の一生もの。夫のジョン・オブ・ゴーントの資料が日本ではあまりないようなので、英国の学者の書いた全440ページの伝記を、必要な部分だけ翻訳してもらって参考にしています。以前調べたスペイン側の資料での見方と、英国側の見方は違っているのは当然ですが、ランカスター公がイベリア半島に関しては、コンスタンシアの意見を大変尊重していたことは、双方で共通していました。事実関係を細かすぎるほど調べて書かれているので、読むだけで頭の中がぐるぐるになりました(泣)。記述傾向にスペイン人と英国人の気質の違いを感じたりします。ジョン・オブ・ゴーントは、一般的には少年王を牛耳った黒幕的なイメージがありますが、こういう芳しくない人物を取り上げる学者は、メリメ先生もそうでしたが、対象への愛が満ち溢れていて、とても面白かったです、仕事でなければ(笑)。
60ページの漫画の中に、膨大な資料をどうやって入れようかと、欲張り者の私は自業自得の四苦八苦ですが、世界史の授業で必ず習うメジャーな事件も起こりますのでお楽しみに。
舞台が英国なので、今までの資料が使えないのも苦労です。スペインやフランスの中世の城砦は修復か再利用で沢山残っていますが、英国では壊れたまま。あの国にはメリメもヴィオレ・ル・デュクも居なかったのが残念。というわけで、アシさん達と仕事に励むクリスマスです。