冷戦が終結し、時代は変わった。ロシア軍から流れた核物質がネオ・ナチの手に渡るのを防ぐため、かつて敵同士だったKGBとNATOが手を組むことに。苦い思いをかみしめながら、少佐と“仔熊のミーシャ”は共にネオ・ナチの行方を追う。ロシアから流出する美術品を追ってルーマニアのブカレストを訪れた伯爵は、旅先でネオ・ナチらしき男を見かけ、そのことを少佐に報告するが…。
No.16熊猫的迷宮Part.1
旧東ドイツが建てた遺伝子工学研究所で、今もフェミニスト過激派が生物兵器を開発しているとの情報が入った。そのウィルスに感染すると、女しか埋めない体になるという。中国情報員は、このウィルスを奪おうと研究所に押し入るが、間一髪で開発者の孫がウィルスを持って逃げ出した。偶然通りがかった伯爵は、ヒッチハイクでその少年を自分の車に乗せ、走り去る。
発売元 | 秋田書店 |
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発行日 | 1996年8月25日 |
定価(税込) | 420円 |
ISBNコード | 978-4-253-07128-4 |