狂言であるはずの誘拐事件が本当の事件となり、慌てる部長と伯爵、SISのミスターLとロレンス。事件解決のために、少佐の協力を仰ぐ。情報部が機能不全と聞いて愕然とする少佐は、NATOの機密を狙った誘拐事件だと聞き、事件解決のために力を尽くす。
No.18パリスの審判Part.1
第二次大戦中、スターリンによって略奪されたドイツの名画「パリスの審判」が、ドイツに返還されることになった。情報部に戻ってきた少佐は、そのセレモニーでの警護を務めるため、ロシアに向かう。一方、「パリスの審判」を狙う伯爵は、美術史教授に変装してエルミタージュ美術館に侵入し、まんまと絵を手に入れた。しかしその絵は、元KGBでロシア・マフィアのデムチェンコによってすりかえられた贋作だった。
発売元 | 秋田書店 |
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発行日 | 1999年1月20日 |
定価(税込) | 420円 |
ISBNコード | 978-4-253-07132-1 |